変形性股関節症
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更新日:2012.09.11

歩いていると、お尻の辺りから太ももの前の方が痛くなる。

 

こんな訴えで外来を受診する患者さんがいます。

 

臨床家として考えるのは、腰部脊柱間狭窄症などに伴う神経根症の痛み、腰痛症に伴う筋筋膜性の痛み等でしょうか。

 

しかし、もう一つ鑑別診断として考慮しなければいけないものが、股関節です。

 

ということで今回は股関節痛、特に変形性股関節症について書いていきたいと思います。

 

変形性股関節症は、様々な要因により関節軟骨が変性摩耗し、滑膜炎、骨の変形、破壊を来す疾患です。

 

初期には股関節を痛がらず、臀部痛や大腿前面痛などを訴えることもあるので、坐骨神経痛などと鑑別が難しくなることもあります。

 

なので股関節も悪いかもしれないと考えながら、症状を聞くことが重要です。

 

痛みの特徴は、歩行時や荷重時に出現することで、座位でじっとしている時はあまり痛くありません。

 

また徐々に可動域制限も出現するので、胡座がしにくいとか、しゃがむと痛くなるなどの症状を訴える場合もあります。

 

診察においては股関節前方(スカルパ三角)の圧痛、開排制限の有無、股関節屈曲内転内旋時の痛みなどがあるかどうかを確認していきます。

 

腰部疾患を疑っても、ここらあたりのところをチェックしておくと、見落としが少なくなります。

 

次に治療についてですが、ADL障害が高度にならない限り、手術治療(人工関節置換術)は行われません。

 

進行も暖徐なことが多く(急速破壊型という例外はあります)、診断されてから10年、20年経過してから手術となる患者さんも多くいます。

 

また関節の状態が元に戻って、治癒するということはない疾患なので、変形が起きても機能の障害を少なくするよう、可動域訓練や筋力トレーニングなどを行うことが非常に重要です。

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