腸脛靭帯炎
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更新日:2013.07.9

最近のランニングブームにより、久しぶりにマラソンを始めたり、走る距離や時間が長くなったりした際、膝の外側が痛くなったという経験があるのではないでしょうか。

もしくは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ランニングによる膝障害の代表的疾患、腸脛靭帯炎。

別名ランナー膝とも呼ばれます。

腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは、ランニングなどの頻回による膝の屈伸で大腿骨外顆に腸脛靭帯が擦れ、大腿骨外顆部に炎症をおこし疼痛を誘発します。

基本的にはオーバーユースの一つです。

症状として、大腿骨外顆部に緊張・違和感を訴え、その後ひどくなるとそれが灼熱感に変わってきます。

激痛により運動ができない状態になりますが、休むと痛みは治まります。

しかし練習を再開するとまた同じような症状が再発します。

重症の場合は、自ら疼痛緩和を促し、自然と膝関節伸展位での歩行となります。

診断の際、まずランニング中に大腿骨外側上顆の疼痛を訴え(ランニング後にも疼痛出現の可能性あり)、圧痛を認めるが、可動域制限は見られない場合、腸脛靭帯炎を疑います。

画像診断では、単純X線は正常です。

腸脛靭帯炎の原因として、フィジカル的要素。

環境的要素。身体構的要素が考えられます。

フィジカル的要素とは、ランニング時間や距離・スピードが増し下肢への負担が増えた場合に発症しやすいです。

またフォームなどの技術的なことも発症要因の一つ。

環境的要素とは、走る路面状態の不備または合わない靴によるストレスなどが原因です。

最後に身体構造的要素です。

膝関節、足関節のアライメント異常(内反膝・足関節過回外足)。

ハムストリングやアキレス腱の硬さや大腿筋力の低下によっても発症しやすいです。

また、膝関節の主動作は屈曲伸展ですが、その際微小な捻りや左右の動きもあります。

膝の主動作筋が硬かったり、必要以上の捻じりまたは、回旋の低下で力の逃げ場がなく、他の部位への負担が増し発症します。

治療は原則、保存療法です。手術療法に至ることは稀です。

腸脛靭帯及び膝関節主動筋のストレッチで緊張緩和に努め、またスポーツ活動後はアイシングなどにより消炎鎮痛に努めます。

痛みが強い時は、並行して消炎剤など薬物療法も選択します。

ほとんどの場合スポーツ活動は継続可能です。

再発防止としては、負荷の軽減や走路の変更・適切な靴への変更など試みることや、ストレッチは当然のこと、下肢外側に頼っていた筋力バランス及びランニングフォームなどをトレーニングで修正することも大切です。

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